1枚で分かる東京26市の人口予測
国立社会保障・人口問題研究所では、2020年から2050年迄、5年毎の総人口の将来推計を公開しています。
人口減少の日本の中で、東京の人口増加があります。 東京の区市町村のうちの、市部26市の将来推計を見てみましょう。
安定した人口で推移する多摩北部
2020年から2050年の30年間で、日本全体では▲17.0%、▲2,145.9万人の総人口減少と推計されています。
しかし、東京都は、その中で2050年までに2020年比で、2.5%、35.2万人の増加となり、東京一極集中は更に加速するとみられています。しかし、東京区市町村のうち市部の26市合計では、同比で、▲3.6%、15.3万人の減少になるとみられています。
東京23区5.4%の人口増加、都下13町村の▲27.4%の大幅な減少に比べると、ゆるやかな人口減少の動向といえるでしょう。
都下26市を、多摩北部、多摩南部、多摩西部と分けていますが、構成比で約6割の多摩北部の各市は2050年までの増減が少なく、将来人口は安定していると推計されています。
総人口減少率では、多摩西部の4市は▲20%前後となっており、都下の26市も2極化しています。
最大人口規模の八王子市(2020年現在5,793万人)は、▲8.0%、4.6万人の減少となっています。
【速読解Biz】
出典のデータを2024年4月16日利用・加工して作成したものです。
出典:国立社会保障・人口問題研究所HP〉将来推計・世帯数〉日本の地域別将来推計人口(令和5年(2023)年推計)〉〉結果表1総人口及び指数・URL https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/2gaiyo_hyo/kekkahyo1.xlsx