1枚のグラフで分かる日本の老年化指数
2024年老年化指数は262、年少者(14歳以下)1人に対して老年者(65歳以上)が2.62人いると推計されます。2058年には、老年化指数400を超える超少子高齢化社会が到来すると予測されます。
老年化指数トレンドを見ると、2024年現在は究極の超少子高齢化社会に向けての中間地点にすぎないと言えます。
1分で説明する日本の老年化指数
大正から昭和10年頃までは老年化指数は減少しています。団塊の世代が生まれた昭和22〜24年を境に、老年化指数は増えていきますが、昭和から平成にかけて50以下の指数を長い期間保っています。
老年化指数は、平成に入ると急に増加速度が上がるのがわかります。そして、日本総人口がピークを迎える約10年前の1997年(平成9)200を超え、一定の速度5〜6.5/yearで上昇を続けます。
今から235年後の2058年老年化指数は400を超えると予測されています。出生低位(死亡低位)推計では600も超える社会も推計されます。
団塊の世代が生まれた時は、老年者の7倍の年少者がいる時代でしたが、老年化指数600社会は、年少者の6倍の老年者がいる超少子高齢化社会です。
(2024年3月時点公開データベース)
(説明文:文字数379文字)
出典〈A〉及び出典〈B〉の4つの表をDownloadし、2024年3月29日利用・加工して当サイト“人口動向ラボ”が作成したものです。
総務省統計局/統計データ
出典〈A〉 https://www.stat.go.jp/data/nihon/zuhyou/n240200100.xlsx
国立社会保障・人口問題研究所HP//令和5年推計報告書・詳細結果表〉推計結果(総人口)/1出生中位(死亡中位)推計〉
出典〈B1〉 app1-1.xlsx (livef.com)
出典〈B2〉 1-1.xlsx (live.com)
出典〈B3〉 s1-1.xlsx (live.com)
中国の老年化指数トレンドを知る
参考として中国における老年化指数のトレンドとの比較グラフを見てみましょう。
尚、2024年の老年化指数の差異は、国立社会保障・人口問題研究所による人口推計と(中国データ比較のために採用した)国連人口Divisionの推計との人口データの違いによるものです。